スペイン発「カヴァ」の魅力と楽しみ方をご紹介

こんにちは、CalivinoのManamiです！

スパークリングワインと言えば、フランスのシャンパーニュが有名ですが、実はスペインにも「カヴァ(Cava)」という素晴らしいスパークリングワインがあります。カヴァはその品質の高さとお手頃な価格で、近年注目を集めています。私もお祝い事や、ちょっとリフレッシュしたいときにカヴァを開けることが多いです。フレッシュで軽やか、それでいて本格的な味わいが楽しめるのが魅力ですよね。

今回は、スペインの誇るスパークリングワイン「カヴァ」の特徴や製造方法、楽しみ方について詳しくお話しします！

1. カヴァってどんなお酒？

カヴァはスペイン産のスパークリングワインで、「瓶内二次発酵」という伝統的な方法（シャンパーニュと同じ製法）で作られています。そのため、きめ細かい泡と深みのある味わいが特徴です。

カヴァの基本情報

名前の由来：「Cava」はスペイン語で「洞窟」や「貯蔵庫」を意味します。昔、このスパークリングワインは洞窟の中で熟成されていたため、こう呼ばれるようになりました。
産地：カヴァの生産地はスペイン全土に広がっていますが、全体の約95％がカタルーニャ地方（特にバルセロナ近郊のペネデス地区）で生産されています。
ランク：カヴァは「DO（原産地呼称）」に認定されており、品質管理が厳格に行われています。

2. カヴァの製造方法

カヴァはフランスのシャンパーニュと同じ「瓶内二次発酵方式」で作られます。この製法により、きめ細やかでクリーミーな泡立ちが生まれます。

製造の流れ

一次発酵
収穫したブドウを搾り、発酵させて「スティルワイン」（泡のない普通のワイン）を作ります。
ブレンド
カヴァ特有の味わいを出すため、異なる品種や畑のワインをブレンドします。
瓶内二次発酵
スティルワインに酵母と糖を加え、密閉した瓶で発酵させます。この過程で炭酸ガスが生まれ、スパークリングワインに仕上がります。
熟成
最低9か月以上の熟成を行い、酵母の成分が溶け込むことで、味に深みとコクが加わります。
デゴルジュマン（澱抜き）
発酵後に瓶の中に溜まった酵母のかす（澱）を取り除きます。
コルク打ち
最後に瓶にコルクを詰め、ラベルを貼って完成です。

3. カヴァの特徴

カヴァの魅力はなんといっても、そのバランスの良さ！そして、フランスのシャンパーニュに比べると、驚くほどリーズナブルな価格で手に入るのも嬉しいポイントです。

主な特徴

使用されるブドウ品種
カヴァの多くは、以下のスペイン独自のブドウ品種を使っています。
- マカベオ（Macabeo）：フルーティーでフローラルな香りが特徴。
- チャレッロ（Xarel·lo）：酸味とフレッシュさをもたらします。
- パレリャーダ（Parellada）：軽やかで優しい味わいを生み出します。
味わいの特徴
フレッシュで爽やかな酸味、リンゴや柑橘類の香り、そしてほんのり感じられるトーストやナッツのニュアンス。熟成期間が長いカヴァは、さらに複雑な香りが楽しめます。
種類
カヴァは甘さの度合いによって以下のように分類されます。
- ブルット・ナトゥーレ（Brut Nature）：非常に辛口（糖分がほぼゼロ）
- ブルット（Brut）：辛口（適度な甘みが少し感じられる）
- セミセコ（Semi-Seco）：やや甘口
- ドルセ（Dulce）：甘口