こんにちは、CaliVinoのManamiです。
冬が訪れると飲みたくなるのが「ホットワイン」。寒い日にぴったりの温かいワインは、体を芯から温めてくれるだけでなく、香り豊かでリラックス効果も抜群です。今回は、ホットワインの魅力や歴史、冬のおすすめシーンなど、ホットワインをもっと楽しむためのポイントをご紹介します。
ホットワインとは?
ホットワインは、赤ワインや白ワインを温め、スパイスや果物を加えて作る温かいドリンクです。日本ではまだ馴染みが浅いかもしれませんが、ヨーロッパでは冬の定番の飲み物として知られ、特にクリスマスシーズンには欠かせない存在です。ホットワインは、地域や家庭ごとに異なるスパイスや果物が使われるため、作り手によって様々なアレンジが楽しまれているのも特徴です。
ホットワインの歴史
ホットワインの歴史はとても古く、古代ローマ時代まで遡ります。当時の人々は、寒さをしのぐためにワインを温め、さまざまなスパイスを加えて飲んでいたそうです。これがヨーロッパに広がり、中世になるとさらにスパイスや果物が加えられ、今のホットワインの原型ができあがったと言われています。
現在では、特にドイツやフランス、オーストリアといったヨーロッパ諸国で「グリューワイン(ドイツ語)」や「ヴァン・ショー(フランス語)」と呼ばれ、クリスマスマーケットの定番として愛されるようになりました。寒さ厳しい冬の時期に、マーケットでホットワインを手に温まりながら買い物を楽しむのは、ヨーロッパならではの冬の風物詩です。
ホットワインの魅力
ホットワインの最大の魅力は、体を温める効果と、スパイスや果物の香りが織りなすリラックス効果です。赤ワインに含まれるポリフェノールや抗酸化物質もホットワインでしっかり摂取できるため、冬の免疫対策や美容面でもうれしい効果が期待できます。さらに、ワインに含まれるアルコールが体の血行を良くし、冷えた体を内側からじんわり温めてくれるのも魅力です。
スパイスや果物の組み合わせは自由で、たとえばシナモンやクローブは気分を落ち着かせる働きがあり、オレンジやリンゴの爽やかな香りが加わることで、リフレッシュ効果も楽しめます。
ホットワインが楽しまれる冬のシーン
ホットワインは、冬のイベントやリラックスタイムにぴったりのドリンクです。ここでは、ホットワインが楽しめるおすすめのシーンをご紹介します。
1. クリスマスや年末年始のパーティー
ホットワインは、クリスマスの食卓に温かみを添えてくれる飲み物です。家族や友人と集まる年末年始のパーティーでも、ホットワインを準備すると、一気にクリスマスムードが高まります。特にフルーツやスパイスがたっぷり入ったホットワインは、香りも華やかで、パーティーの主役になってくれるでしょう。
2. 外でのイベントや寒い日のお散歩
寒い日の野外イベントや冬のイルミネーションを楽しむ際、ホットワインは体を温めてくれる心強い味方です。外の冷たい空気の中で飲む温かいホットワインは格別の美味しさで、体を内側から温めてくれます。持ち帰り用のボトルやマグカップに入れて、温かいワインを楽しむのも良いですね。
3. おうちでのリラックスタイム
ホットワインは、1日の終わりにリラックスしたいときのドリンクにもぴったりです。ゆっくりとした時間を楽しみながら、温かいホットワインを片手に、本を読んだり映画を見たりしてみてはいかがでしょうか。寒い日の夜に毛布にくるまりながら飲むホットワインは、心身ともに癒されるひとときを届けてくれます。
ホットワインを楽しむための選び方
ホットワインを作る際、ワインは手軽なもので十分です。ここでは、ホットワイン用のワインを選ぶ際のポイントを簡単にご紹介します。
-
赤ワインの方が定番:ホットワインには、果実味の豊かな赤ワインが一般的です。渋みが強すぎず、飲みやすいワインを選ぶと良いでしょう。
-
フルボディでなくてもOK:ミディアムボディやライトボディのワインもおすすめです。加えるスパイスや果物の香りが引き立つため、バランス良く楽しめます。
-
お好みで白ワインも:軽めでフルーティーな白ワインでもホットワインが楽しめます。レモンやジンジャーなど爽やかなスパイスや果物を加えると、さっぱりとした飲み口に。
最後に
ホットワインは、寒い季節の楽しみをぐっと豊かにしてくれる飲み物です。特別な材料がなくても、自宅で簡単に作れるのも魅力ですし、シーンや気分に合わせていろいろなアレンジが楽しめます。今年の冬は、クリスマスのひとときや家でのリラックスタイムに、ホットワインを取り入れて、心と体を温めてみてはいかがでしょうか?