こんにちは。CalivinoのManamiです。
前回は「シャトーヌフ・デュ・パプ」の魅力についてお話しましたが、今日はその“ローヌ地方”全体をじっくり見ていきたいと思います♪
実はローヌって、「北」と「南」でぜんっぜん違う性格を持っているんです!
今回は、「北ローヌ vs 南ローヌ」の比較を通して、それぞれの魅力と違いをご紹介していきます♡
1. ローヌ地方ってどこ?
フランスの南東部、リヨンから地中海に向かってローヌ川が流れるエリアが「ローヌ地方(Vallée du Rhône)」です。
この地域は大きく分けて:
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北ローヌ(Rhône Nord)
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南ローヌ(Rhône Sud)
の2つに分かれます。
それぞれの気候、地形、使用されるブドウ品種、ワインスタイルが全然違うのが特徴なんです。
2. 【北ローヌ】:エレガンスと骨格の共存
主な品種:シラー100%(赤)、ヴィオニエ・マルサンヌ・ルーサンヌ(白)
北ローヌは比較的涼しい気候で、細長く川沿いに広がる急斜面の畑が多いエリア。
ここで有名なのはやっぱり「シラー」100%の赤ワイン!
有名なAOC:
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コート・ロティ(Côte-Rôtie):黒胡椒やベーコンのような香りが魅力。力強く、かつ上品。
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エルミタージュ(Hermitage):ふくよかで長期熟成にも耐える、クラシカルな一本。
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コンドリュー(Condrieu):ヴィオニエ100%の白ワインで、アプリコットやオレンジブロッサムの香りが魅惑的♡
北ローヌの味わい:
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精妙でエレガント
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スモーキー&スパイシー
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熟成向きの骨格のある赤ワイン
ちょっと敷居が高そうに感じるけど、シラーの奥深さに一度ハマると抜け出せません…♡
3. 【南ローヌ】:陽気で親しみやすいワインたち
主な品種:グルナッシュ主体、シラー・ムールヴェードル(GSMブレンド)、クレレット・グルナッシュ・ブランなど
南ローヌは、シャトーヌフ・デュ・パプを代表とする陽光溢れるエリア。
畑は広く平坦で、石ころがごろごろ転がるガレ・ルレの風景が広がります。
有名なAOC:
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シャトーヌフ・デュ・パプ
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ジゴンダス(Gigondas):シャトーヌフよりも少し野性的で骨太な味わい。お値段的にも狙い目!
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ヴァケラス(Vacqueyras):しっかりめなのにコスパ最強。家庭用にぴったり♡
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コート・デュ・ローヌ(Côtes du Rhône):デイリーワインの宝庫!
南ローヌの味わい:
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果実味たっぷりで親しみやすい
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スパイス、ハーブのニュアンス(プロヴァンスの風を感じます♡)
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濃厚だけど飲みやすく、食中酒にぴったり
4. 【比べてみよう!北と南の違い】
特徴 | 北ローヌ | 南ローヌ |
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気候 | 涼しい、大陸性気候 | 暖かい、地中海性気候 |
地形 | 急斜面、多くが手作業の畑 | 平地、広大な畑 |
赤ワイン品種 | シラー100% | グルナッシュ主体のブレンド |
白ワイン品種 | ヴィオニエなど | グルナッシュ・ブランなど |
味わいの傾向 | 繊細で構造的、熟成向き | 豊潤でスパイシー、親しみやすい |
価格帯(傾向) | やや高級ライン | 幅広く、コスパの良い選択肢も多い |
5. Calivino的おすすめの楽しみ方♡
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北ローヌのシラーは、お肉料理やスモーキーなチーズと合わせてしっとりとした大人のディナーに。
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南ローヌのグルナッシュ系ブレンドは、ラザニアやタパス、バーベキューとの相性が抜群!
ローヌ地方は本当に「知れば知るほど面白い」場所。
しかもブルゴーニュやボルドーと比べても、価格帯が良心的なのが魅力です。
6. まとめ:ローヌワインの旅に出てみよう♡
「北ローヌ」と「南ローヌ」は、同じ地方とは思えないほど個性が違います。
その違いを楽しみながら、自分の好みのスタイルを見つけていくのもワインの醍醐味♡
次回は、ローヌ地方のコスパ最強「コート・デュ・ローヌ」ワインの選び方についてもご紹介していきたいと思います!
ではまた、次のブログでお会いしましょう♪
Bon vin et à bientôt♡