
こんにちは。CalivinoのManamiです。
オレンジワインにハマり始めると、必ずどこかでたどり着く国、ジョージア(Georgia)。
「ジョージアって、コーヒーじゃないの?」なんて声も聞こえてきそうですが(笑)、実はここ、世界最古のワイン造りの地とも言われているワイン大国なんです。
今回は、そんなジョージアのオレンジワインに注目して、味わいの特徴や造り方、ペアリングのヒントまで、たっぷりご紹介していきます♪
🍷 ジョージアは“オレンジワインの発祥地”
ジョージアのワイン造りの歴史はなんと約8000年。
これは世界最古ともいわれ、2017年にはユネスコ無形文化遺産にも登録されました。
その象徴的な存在が「クヴェヴリ製法」。
素焼きの壺(クヴェヴリ)を地中に埋めて、その中でブドウを皮ごと発酵・熟成させる伝統的な方法です。
まさにこのクヴェヴリ製法が、今世界中で人気のオレンジワインの原型とも言われているんです。
✨ ジョージアのオレンジワインの味の特徴
では、ジョージアのオレンジワインは他の国のものとどう違うのでしょう?
● 味わいの特徴
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しっかりとしたタンニン(渋み)
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紅茶のような渋さと香ばしさ
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ドライフルーツやハチミツ、スパイスのような複雑な香り
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酸は穏やかで、旨味が強い
 
熟成感があり、どっしりとした構造を感じるタイプが多いです。まるで「飲む発酵食品」とでも言いたくなるような深みと存在感。
ナチュラルワイン好きさんにはたまらないスタイルです♡
🍇 代表的なブドウ品種
ジョージアには500種類以上の土着品種があるといわれていますが、特にオレンジワインでよく使われるのはこのあたり:
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ルカツィテリ(Rkatsiteli):最もポピュラー。酸味とミネラル感、芯のある味わい。
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キシ(Kisi):少しフローラルで丸みのある味。華やか系。
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ムツヴァネ(Mtsvane):爽やかな香りとフルーティーさが特徴。
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チヌリ(Chinuri):軽やかで、野菜系の香りが魅力。
 
それぞれ個性があるので、ぜひいろいろ飲み比べてみてください♪
🛢 クヴェヴリ製法って何?
オレンジワインの真髄ともいえるこの製法についても簡単にご紹介。
クヴェヴリ製法の特徴:
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地中に埋めた壺で発酵&熟成
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白ブドウを皮・種ごと壺に投入
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天然酵母で自然発酵
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澱引きせず、6か月以上そのまま熟成
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酸化防止剤(SO₂)は最小限 or 無添加が多い
 
これにより、酸素との接触が少なく、酸化的な風味と深みが生まれるんです。
🍽 ジョージアのオレンジワインに合う料理
しっかりした味わいなので、意外と和食とも相性抜群!
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味噌煮込み(豚の味噌焼き、茄子の味噌田楽)
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鯖の塩焼きや西京焼き
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キムチ、発酵漬け物
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チーズ全般(ウォッシュ系も◎)
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スパイスを使ったエスニック料理
 
👉「旨味」「焦げ」「発酵」このキーワードが入る料理と相性バッチリです。
🌍 世界中から注目される“聖なるワイン文化”
最近ではヨーロッパやアメリカのナチュラルワイン界隈からも「聖地」としてリスペクトされているジョージア。
ワイナリーを巡る“ワイン巡礼”ツアーも増えていて、ワインラバーたちにとって一度は訪れたい国になっています。

✨ まとめ:本物のオレンジワインを知りたければ、ジョージアへ。
ジョージアのオレンジワインは、ワインでありながら、まるで発酵料理のような存在感を持っています。
決して飲みやすいとは限らないけれど、そこに「本物の奥深さ」が詰まっている。
ちょっとワインに慣れてきた方、自分の味覚をもっと広げたい方には、絶対に試してほしいジャンルです♡
それではまた、次のブログでお会いしましょう!