こんにちは、CalivinoのManamiです。秋の静かな夜に、心地よいワインとともに読書を楽しむのは、格別のひとときです。特にワイン愛好家にとって、ワインにまつわる本を片手にカリフォルニアワインを味わうのは至福の時間ではないでしょうか。今回は、秋の読書にぴったりな、カリフォルニアワインの歴史に関するおすすめの本をいくつかご紹介します。ワインの深い歴史と文化を学びながら、秋の夜長を過ごしてみてください。
1. 『The Judgment of Paris: California vs. France and the Historic 1976 Paris Tasting That Revolutionized Wine』 by George M. Taber
この本は、1976年にパリで開催された、カリフォルニアワインが世界的に評価されるきっかけとなった歴史的なワインテイスティング「パリスの審判」について詳述しています。著者のジョージ・M・ターバーは、その歴史的瞬間を記者として直接目撃しており、彼の詳細な記述は、まるでその場にいるかのような臨場感を与えてくれます。このイベントは、カリフォルニアワインがフランスの名門ワインを打ち負かし、ワイン界に革命を起こした瞬間として知られています。この本を読むことで、カリフォルニアワインがどのようにして世界的な評価を得たのか、その背景と影響を深く理解することができます。
おすすめのペアリングワイン:
- カリフォルニアのシャルドネを片手に読むと、その勝利の味わいが一層感じられるでしょう。
2. 『Napa: The Story of an American Eden』 by James Conaway
ジェームズ・コナウェイの『Napa: The Story of an American Eden』は、ナパバレーの発展と成功の物語を描いた一冊です。この本では、19世紀末から現代に至るまで、ナパバレーがどのようにしてアメリカのワインの中心地となったのか、数々の起業家、ワインメーカー、そしてビジョナリーたちの挑戦と成功を通して描かれています。ナパバレーの歴史、文化、そしてその影響力を知ることで、現在のカリフォルニアワイン産業がどのようにして形作られたのかがわかります。
おすすめのペアリングワイン:
- メルローやジンファンデルを楽しみながら、この地の豊かな歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
3. 『A Vineyard in Napa』 by Doug Shafer
ダグ・シェーファーによる『A Vineyard in Napa』は、彼の父であるジョン・シェーファーが1972年にナパバレーにブドウ畑を購入し、ワイナリーを築き上げるまでの奮闘と成功を描いた回想録です。シェーファー・ヴィンヤーズが一代で名声を築き上げた過程や、カリフォルニアワイン産業全体に対する彼らの貢献が詳細に記されています。情熱と粘り強さ、そして革新を続けた家族の物語は、カリフォルニアワインの歴史を知る上で非常に感動的です。
おすすめのペアリングワイン:
- カベルネ・ソーヴィニヨンを味わいながら読めば、その物語がより一層身近に感じられるでしょう。
まとめ
カリフォルニアワインの歴史に触れることで、ワインの味わいが一層豊かになります。今回ご紹介した本は、それぞれ異なる視点からカリフォルニアワインの世界を描いており、ワインをより深く理解するための素晴らしいガイドとなるでしょう。秋の夜長、これらの本とともにカリフォルニアワインを楽しみながら、知識と味覚の旅に出かけてみてください。CalivinoのManamiでした。また次回のブログでお会いしましょう。