体の芯から温まる!おうちで簡単・本格「ホットワイン(グリューワイン)」の作り方とアレンジレシピ


こんにちは、CalivinoのManamiです。

 

外に出るのが億劫になるほど寒い日が続いていますね。こんな季節になると、私は決まって、ヨーロッパのクリスマスマーケットで立ち込める甘くスパイシーな香りを思い出します。そう、冬の定番ドリンクといえば、ホットワインまたは**グリューワイン(Glühwein)**です!

冷たいワインを飲むのももちろん素敵ですが、この時期は、体の芯からポカポカ温まるホットワインが最高の癒やしです。一口飲めば、スパイシーな香りが広がり、一気にクリスマスや冬の特別なムードに包まれます。

でも、「家でホットワインを作るのは難しそう…」「どんなワインを使えばいいの?」と、挑戦をためらっている方も多いのではないでしょうか。

私自身、以前は市販のホットワインミックスを使っていましたが、自分の好きなスパイスやフルーツで手作りし始めてから、その美味しさと奥深さにすっかりハマってしまいました。余ったワインを美味しく消費できるという点も、ワイン好きには嬉しいポイントです。

この記事では、ワイン初心者の方でも自宅で簡単に、そして本格的に楽しめるホットワインの基本の作り方と、気分に合わせて楽しめるおしゃれなアレンジレシピを、私のとっておきのスパイス使いと合わせてご紹介します。

「ホットワイン 作り方 簡単」「余ったワイン活用法」「冬 癒やし ドリンク」といったキーワードで検索しているあなた!今年の冬は、手作りのグリューワインで、心温まるおうち時間を過ごしませんか?


 

I. ホットワイン(グリューワイン)の基本の「き」:失敗しない3つの材料

 

まずは、ホットワインの作り方の中で最もシンプルで、失敗しないための基本材料と注意点をご紹介します。

 

1. ベースとなるワインの選び方:高価なワインは不要!

 

ホットワインの最大の魅力は、普段飲みのワインや、風味が落ちてしまった余りワインを美味しく活用できることです。

  • おすすめ: ミディアムボディの赤ワイン(カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローなど)、または甘口の白ワイン

  • 避けるべきワイン: タンニン(渋み)が強すぎるフルボディの赤ワインや、樽香が強すぎるワイン。

  • 理由: タンニンや樽香は、加熱することで風味が強調され、エグ味や苦味につながることがあります。果実味が豊かで、渋みが穏やかなデイリーワインを選ぶのが成功の鍵です。

 

2. 欠かせないスパイス:香りの主役は「シナモン」と「クローブ」

 

ホットワインの香りの主役は、以下の2つのスパイスです。できれば**パウダースパイスではなく、ホールスパイス(原型)**を使うことで、より本格的な香りが引き出せます。

スパイス 役割と風味
シナモンスティック 全体の香りをまとめ、温かみ甘さを加える。必須。
クローブ(丁子) 強い刺激エキゾチックな香りを加える。入れすぎ注意。
スターアニス(八角) 甘くスパイシーで、アジア的な深みを加える。

 

3. 甘味料とフルーツ:バランスを決める重要要素

 

  • 甘味料: きび砂糖、ブラウンシュガー、はちみつなどがおすすめ。白砂糖よりもコクや風味が増します。

  • フルーツ: オレンジレモンのスライスは、酸味フレッシュな香りを加え、ワインの甘さを引き締める役割があります。


 

II. 簡単3ステップ!本格グリューワインの基本レシピ

 

基本のレシピさえ覚えてしまえば、あとはお好みでアレンジ可能です。

 

【基本の赤のグリューワインレシピ(2人分)】

 

  1. 材料を鍋に入れる

    • 赤ワイン:300ml

    • 水:100ml(ワインのアルコールと渋みを調整する)

    • 甘味料(きび砂糖):大さじ1〜2(お好みで調整)

    • シナモンスティック:1本

    • クローブ:3〜4粒

    • オレンジ:輪切り2枚

  2. 弱火で温める

    • 材料をすべて小さな鍋に入れ、極弱火にかけます。

    • 沸騰させないように注意しながら、5分〜10分かけてゆっくりと温めます。

  3. 温まったら火を止めて蒸らす

    • 鍋の縁に小さな泡が立ってきたら、火を止める合図です。

    • すぐに飲めますが、火を止めて蓋をし、5〜10分蒸らすと、スパイスの香りがワインによく馴染み、より本格的な味わいになります。

注意!絶対に沸騰させないでください。 沸騰させてしまうと、アルコールが飛びすぎてしまうだけでなく、ワインの風味が劣化し、渋みやエグ味が出てしまいます。弱火でゆっくりと温めることが、美味しく作る最大の秘訣です。


 

III. 冬の気分で楽しむ! Manami流アレンジレシピ 3選

 

基本の作り方をマスターしたら、次は気分や料理に合わせてアレンジしてみましょう!

 

1. ❄️ ホワイトクリスマス気分!「白のグリューワイン」

 

  • ベースワイン: 甘口のリースリングセミヨンなどの白ワイン。

  • スパイス: シナモン、バニラビーンズ(少量)レモンスライス。

  • アレンジ: リンゴジュースを少量加えることで、フルーティーで優しい甘さが加わり、女性に人気の軽やかな味わいになります。ハーブ風味のローストチキンなど、繊細なクリスマス料理に合わせるのにも適しています。

 

2. 🍫 デザート感覚!「チョコレート・スパイスワイン」

 

  • ベースワイン: メルローシラーズなどの濃厚な赤ワイン。

  • スパイス: シナモン、クローブ、そして赤唐辛子(少量)

  • アレンジ: 温まった後、カカオ分の高いダークチョコレート(ひとかけ)を溶かし込み、仕上げにブランデーを少量加えます。デザートワインのような濃厚さで、冬の夜長にゆっくりと楽しむのに最高の、大人のホットカクテルになります。チョコレートケーキナッツ類との相性も抜群です。

 

3. 🍊 ノンアルコール派も楽しめる「スパイスアップルサイダー」

 

  • ベース: ワインの代わりに、100%のリンゴジュースを使用。

  • スパイス: シナモン、クローブ、オレンジスライス。

  • アレンジ: ワインが苦手な方や、お子様も楽しめるように、リンゴジュースにスパイスを加えて温めます。ジュースの自然な甘さとスパイスの温かい香りが、パーティー家族の集まりの気分を盛り上げてくれます。

 

IV. ホットワインを美味しく楽しむためのサービス術

 

最高のホットワインを作ったら、最後に美味しく楽しむためのサービス術をご紹介します。

  • グラス: 熱い飲み物に対応できる耐熱性のグラスマグカップを使用しましょう。透明なグラスを使えば、美しいワインの色とスパイスの見た目も楽しめます。

  • ガーニッシュ: 飲む直前に、シナモンスティックをグラスに入れてかき混ぜ棒代わりにしたり、オレンジの皮をピーラーで剥いたものを飾ると、香りが立ち、見た目もおしゃれになります。

  • ペアリング: ホットワインには、シュトーレンクッキーなどの焼き菓子、またはブルーチーズのような塩気とコクのあるものがよく合います。甘さ塩味コントラストを楽しむのが、ヨーロッパ流の楽しみ方です。


 

結論: 心と体を温める冬の魔法

寒い冬の日、外から帰ってきて手作りのホットワインを飲む瞬間は、まさに至福のひとときです。キッチンに広がるスパイシーな香りは、それだけで心を豊かにしてくれます。

余ったワインをどうしようかと悩んでいた方も、ぜひこのレシピで冬の魔法を体験してみてください。

さあ、今すぐお気に入りのワインとスパイスで、心と体を温める準備を始めましょう!

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