赤ワインと和食の魅力とおすすめペアリング

こんにちは、CalivinoのManamiです。
5歳の娘を育てながら、日々の暮らしにちょっとしたご褒美を見つけるのが私の楽しみです。これまで、和食に合わせるお酒といえば日本酒や焼酎が定番だと思っていました。でも、ある日を境にその固定観念は崩れました。

それは、友人が持ってきてくれた一本の赤ワインと、我が家で作った照り焼きチキンを合わせたときのこと。赤ワインの果実味と醤油の甘辛いタレが驚くほど調和し、まるで計算されたかのようなマリアージュを生み出したのです。その瞬間から、私は「赤ワインと和食」という新しい世界に魅了されました。

今回は、赤ワインと和食の意外な相性の理由、料理別おすすめペアリング、季節ごとの楽しみ方、家庭での工夫、そして初心者でも失敗しない選び方まで、たっぷりご紹介します。


なぜ赤ワインと和食は合うのか?

1. 醤油や味噌の旨味が果実味と調和する

赤ワインの果実味や樽香は、醤油や味噌などの発酵調味料の旨味と相性抜群です。特に和食の甘辛い味付けは、ワインの酸味をまろやかに感じさせ、奥行きのある味わいを作り出します。

2. 出汁の繊細な旨味を邪魔しない軽めの赤

和食は出汁の香りと旨味を大切にします。重すぎるフルボディの赤ワインはこの繊細さを覆い隠してしまいますが、軽め〜ミディアムボディの赤ならバランス良く共存できます。

3. 脂のある料理を爽やかに仕上げる酸

焼き魚や照り焼きなど脂を含む料理には、赤ワインの酸味が口の中をさっぱりさせ、次のひと口を誘います。


和食に合う赤ワインのタイプ

軽やかな赤ワイン

  • 特徴:酸味があり、タンニンは穏やか。

  • 代表品種:ピノ・ノワール、ガメイ。

  • 料理例:寿司(マグロ)、焼き鳥(タレ)、おでん。

ミディアムボディの赤ワイン

  • 特徴:果実味と酸味のバランスが良い。

  • 代表品種:カベルネ・フラン、メルロー(冷涼産地)。

  • 料理例:すき焼き、味噌煮込み、豚の角煮。

果実味豊かな赤ワイン

  • 特徴:熟した果実の香りと軽やかな甘み。

  • 代表品種:ジンファンデル、グルナッシュ。

  • 料理例:照り焼きチキン、鰻の蒲焼き。


料理別ペアリングガイド

寿司

  • マグロの赤身 × ピノ・ノワール
    酸味とベリー系の香りが赤身の旨味と溶け合います。

焼き鳥

  • タレ × ガメイ
    果実味と甘辛いタレが相性抜群。

  • × カベルネ・フラン
    スパイシーさが塩味を引き立てます。

煮物

  • 肉じゃが × メルロー(軽め)
    優しい甘みが煮物の出汁とマッチ。

魚料理

  • ブリの照り焼き × ピノ・ノワール
    醤油とみりんのタレに赤ワインの果実味が寄り添います。

すき焼き

  • カベルネ・フラン
    甘辛い割下と牛肉の旨味を包み込みます。


季節ごとのおすすめ

  • 菜の花と豚肉の炒め物 × 軽めピノ・ノワール

  • 冷やしトマトと鰹のたたき × 冷やしたガメイ

  • サンマの塩焼き × カベルネ・フラン

  • 鴨鍋 × ブルゴーニュのピノ・ノワール


家庭での楽しみ方

温度管理

  • 軽めの赤:14〜16℃

  • ミディアム:16〜18℃

グラス選び

  • 香りを楽しみたいならブルゴーニュ型。

  • バランスを重視するならボルドー型。

保存

  • 開栓後は冷蔵庫で保存し、2〜3日以内に飲み切る。


おすすめ銘柄と価格帯

2,000円以下

  • ブルゴーニュ・ピノ・ノワール(ヴァン・ド・フランス)

  • ボジョレー・ヴィラージュ

3,000〜5,000円

  • ニュージーランド産ピノ・ノワール

  • ロワール産カベルネ・フラン

5,000円以上

  • ブルゴーニュ・プルミエクリュ

  • サントネイ、ジュヴレ・シャンベルタン


私の赤ワイン×和食体験談

先日、夫の誕生日にすき焼きを作りました。合わせたのはロワール産のカベルネ・フラン。甘辛い割下と牛肉の旨味を、赤ワインの酸とスパイシーな香りが優しく包み込み、いつものすき焼きが格別のご馳走に変わりました。娘はジュースで乾杯。家族そろって笑顔になった夜でした。


まとめ

赤ワインは洋食だけでなく、和食とも素晴らしい相性を見せます。軽め〜ミディアムの赤を選べば、寿司から煮物、焼き鳥、すき焼きまで、幅広く楽しめます。次の和食の夕食、ぜひ赤ワインを開けてみてください。新しい発見がきっとあります。

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